四方山猫話・前
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猫我いう!
自動車税 超過課税措置
ご存知だったでしょうか?
神奈川県の財政は緊迫しており、その一環として議会で審議中の『自動車税超過課税』
簡単にいうと、神奈川ナンバーの自動車に既存の自動車税に更に上乗せするかたちで課税しようという県独自の片寄ったとも言える、すばらしいアイデアです。
神奈川に在住で自動車を持っている人には、平成13年から今までより2割upの自動車税を納める義務が生じるのです。他県の人と比べ!
でも、ご安心ください。
神奈川に暮らしていても、他県登録の車には課税されませんし、軽自動車やトラックなどの営業車そしてもちろん、福祉目的の車は免除されるんだそうです。
また、ハイブリッドカーのオーナーにも減免措置が施されるとか。それから、歴史的価値を有するクラシックカー(車歴25年以上?の車)についても手心が加えられるそうです。
さて、この税の使途ですが・・・
交通安全確保のための信号機を設けたり、車の排ガス等による大気汚染の軽減のため例えば、デーィゼル車の黒煙低減対策や低公害車の普及促進・・・etc.
Q:ディーゼル排ガス低減対策などの費用に税収を充てるなら、トラックや営業用自動車になぜ課税しないのか?
A:「増税が商品やサービスの価格に転嫁される可能性が考えられるから」
Q:軽自動車(K)を除く 自家用乗用車(P)からだけとるのは不公平では?
A:「・・・・・・。」「まだ、素案の状態。これから県民の皆さんのご意見やご理解をいただいて・・・・・。」
いくら財政が苦しくても、公平性を欠く税金は払いたくありません!これが、県の言う 「真の財政健全化のための税制改革」なの?税制改革って、迷子になっていたビジョンを一般常識的な方向へ修正するものでないの?
本当に公害対策としての増税案であるなら、排ガス大問題のディーゼル(D)車に課税すべきで、D車よりましなガソリン車に、それも週一の買物&レジャー車にだけへの課税は理解に苦しみませんか。それに、25年以上前の車もすごいガスをはくんじゃないの?
例えば、台数面から見ても K+D=P または K+D>P じゃないんでしょうか? 4輪自動車と呼ばれるモノの一部にしか課税しないそんな不条理があってよいのでしょうか? 納得いく説明もないまま! 簡単に取れるところから取ろうという、短絡的な印象は拭えません。
Q:神奈川は、なぜ ディーゼル排ガスや軽油(質・脱税)問題や 銀行への外形標準課税に早急に取り組まないのか?
A:「国が動かないから・・・。」
なんと情けない。*上記Aは、税制改革ホットラインのご回答でした。
神奈川県税制改革ホットライン 045-210-7490
e-mail: ikenboshuu.84@pref.kanagawa.jp
2000.9 四方山猫話-その7
PS
県はこの立案を見送りました。 よかった〜。 2000.11