四方山猫話・前

猫我いう!

消費税『総額表示形式』

衆議院選挙も終わり、一息ついた政治家の本音がボチボチ出だす今日この頃ですが、『総額表示形式』ってご存じでしたか?

スーパー等に並ぶ商品には値札があり、レジで清算する際に消費税5%分が加算され、レシートで消費税をいくら払ったか殆ど誰にでも一目瞭然分かるようになっています。(外税)これが、来年の4月(平成16年)以降は、値札は消費税を含んだ価格に全面的に変わるのです。(内税表示) 

正直、どう思われますか?  このところ、「消費税率上げ」ウンヌンが囁かれているようですが、ひょっとしてその伏線では?

このような表示に代わると、逆に本来の商品の価格がいくらなのか判りずらくなる訳で、消費税をいくら払っているかも一目で分からなくならないんでしょうか?*1 その上、値札を変えるどさくさにまぎれて便乗値上げされても判らないでしょ。

ある評論家が「確定申告を自分でしない殆どのサラリーマンは給料から自動的に天引きで、納税している感覚(納税総額の把握や実感)が薄いのでは?」と言っていますが、今回のこの改正で消費税に関しても同じことになるような気がしてなりません。 そして、この表示になれたころには消費税が2ケタに・・・ナンチャッテ

いつの間にか、既に決まったことのようですが・・・この制度は不満な面が!

財務省のHP : 総額表示方式


*1 レシートでは、支払い総額の下に内消費税額ということで表示はされるようです。

2004.3 四方山猫話-その13